2020年には新型コロナウイルスが世界中に蔓延しており、医療用マスクの大量需要が発生しています。最大の特徴は、ウイルスをろ過する中間層としてPP不織布を使用していることです。MIの高いPP素材を使用し、エレクトレットマスターバッチ (Electret masterbatch)を添加してメルトブローした不織布です。
高ＭＩなＰＰメルトブローン繊維の直径は約８μｍであり、層を積層した後、連続的に細孔を減少させて濾過性の良い不織布層を形成している。この不織布層にエレクトレットマスターバッチㄋを添加することにより、静電気容量と持続時間をさらに向上させることができる。静電吸着により、空気中のウイルスを捕捉します。
良好なエレクトレットマスターバッチ (Electret masterbatch)を得るためには、キャリアとして高ＭＩなＰＰを使用し、これをメルトブローン用ＰＰプラスチックペレットに添加して、ＰＰメルトブローン繊維の導電性を向上させることが好ましい。例えば、有機タイプのエレクトレットマスターバッチは、高温でＰＰ材中で溶融するので、ノズルの目詰まりや破損を起こしにくい。したがって、無機エレクトレットマスターバッチよりも医療用マスクに適している。
現在の流行によりエレクトレットマスターバッチでの追加が必要な類似医療品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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