プラスチック製カトラリーは一見簡単そうに見えて、実は奥が深いのです。
まず原材料の面から言うと、エコ素材と非エコ素材に分けられます。現在市場で主流を占めているエコ素材は耐熱生分解性プラスチックの乳酸系ポリエステル(CPLA)、非エコ素材はポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)の2つです。また、製品の機能性とデザイン面では、製品の形状を工夫し2つの異なる機能を合わせることで、1本のカトラリーに複数の用途に対応しうる機能を持たせることが可能です。
そして、企業の社会責任が問われる現代においては、メーカーであれ、販売会社であれ、地球環境保全を考慮したデザインを重視することは必然となっています。このことは図に示したプラスチック製カトラリー、前述したような種々の設計、すべてにおいて配慮すべきことであります。